皆さん、おはようございます。
今回も、ゼミ生のご質問に回答させていただきました。
ご質問:「上地先生がいつも仰っている株価は企業が業績を上げ続ければ中長期的に上昇する、というのは大変シンプルで納得しやすく、よく、ここ十数年、米国株式相場は順調だったけどこれからはどうなるか分からないよね、と言われるケースが多いのですが、「中長期的には必ず上昇していると思いますよ、なぜなら・・・」と自信を持ってお伝えしています。すると皆さん大変納得されるのですが、いつも答えに窮する質問がありまして、「ではなぜ日本の株価はこんなに長期間低迷していたのですか?日本の上場企業も企業業績を上げるべく努力していますよね」というものです。これはどのように考えればよろしいのでしょうか。」
回答は、昨日送らせていただいたラジオ番組の中で触れた「日本企業を弱体化させる米国の戦略」に加えて、野口悠紀雄先生がご指摘される「日本企業と政府の誤った戦略」の両面から説明させていただきました。私の指摘は陰謀論的にとらえられる方がいらっしゃるかもしれませんが、最後に知日派のトマス・ザイラーの言葉を聞くとご納得いただけるかもしれません。
『アメリカの主要市場の日本支配や対米貿易黒字、コロンビア映画やロックフェラー・プラザなどの日本支配による購入は、真珠湾後の大東亜共栄圏を目指した日本軍の南進にそっくりである。原子爆弾はアジアの戦争を一瞬にして終わらせ、日本をアメリカの指導に大人しく従う追随者たらしめた・・・』とまで公式文書に残されています。東京大学で教鞭をとった知日派でも本音はこのようなものであったということです。
動画↓
上地明徳
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上地ゼミ
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