新年あけましておめでとうございます。
本年も引き続きよろしくお願いいたします。2023年は、私たちアドバイザーにとってとりわけ重要な1年になることでしょう。2024年から始まる新NISA枠1800万円をどこが押さえるかが、その後の金融勢力を左右する1年になるからです。リテール金融ビジネスにとっては、まさに天下分け目の関ヶ原の戦いが始まるわけです。
1800万円NISA枠の陣取りを行う金融機関は、ポイントの付与や手数料・金利優遇などを始め、相当な覚悟をもった優遇サービスの提供が予想されます。しかしながら、こうした金銭的な利得に訴求するサービスはお客様を引き付ける一つの誘因になるかもしれませんが、私としては、手数料や金利優遇などの表面的なサービスよりも、お客様のファイナンシャルゴールの達成(日本人の老後の貯蓄不足という社会的課題の解決も含めて)にコミットできることの方が意義があるように思えます。
老後の三大不安と言われる、「健康不安」、「経済不安」、「孤独不安」のうち、「経済不安」を解消してあげられるのが私たちです。お客様の不安をなくしてあげられるとしたら、それって凄いことだと思いませんか? それって、もの凄い付加価値だと思いませんか? 手数料や金利の優遇よりも、遥かにはるかに価値のあることだと思いませんか?
その価値の対価が手数料です。レストラン、自動車販売、医療サービスなどすべての産業界において、私たちは付加価値の対価として当たり前に手数料を支払っています。ところが、なぜか金融の世界においては手数料が限りなくゼロに近づくことが求められているかのようです。それは、これまで金融機関の多くはお客様に「r」を提供できてこなかったからです。
2023年は、金融機関がお客様に選ばれる一年になると思いますが、私としては私たちがお客様を選ぶ一年でもあると考えています。金融サービスにとっての本当の付加価値とは何か、その価値を理解いただけるお客様を大事にしていきたいと思いませんか?
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