おはようございます。
高市政権が誕生してから僅か1週間しか経っていませんが、もの凄いスピード感で膨大な仕事量をこなしているように感じられます。各大臣に30-40ページに及ぶ指針を渡していると聞いてますが、これが本当ならば、いつか自分が総理になったときのために、やりたい政策をかなり前から練ってきたのかもしれません。。。各種政策を自分の言葉でこれだけ語れる総理もこれまでにいませんでした。公明党という重しもなくなった今、彼女が実現したかったことを思う存分力を奮っていただきたいと心から願っています。
さて、本日のテーマですが、一つは彼女の経済政策がうまくいくかどうか。動画では「必ず失敗する」と豪語する慶應義塾大学の小幡教授のレポートを紹介しています。金融・財政政策では経済成長できない、また、この状況で財政出動すればインフレが制御不能になると主張しています。専門家の間でも、財政均衡は必須の前提、財政規律なき成長政策は日本を破綻に導くと真っ二つに意見が分かれています。正解は数年後に判定されることになるわけですが、個人的には高市政策を条件付きで推したいと思います。
・金融・財政政策は、短期の景気浮揚効果はありますが、(小幡さんの主張の通り)長期的な経済成長を促す効果は得られません。あくまでもケインズ的な短期の理論ですね。
・私が期待したいのは、トランプの効率化省のような機関を財務省内に設け、無駄な支出を削ることを片山大臣が主張していることです。戦後から肥大化した官僚機構には相当な無駄が隠されていると思います。
・長期的な経済成長を促すのは、ケインズ的な需要喚起政策ではなく、企業の長期成長の基盤となるイノベーションや税制面から支援する供給サイドの政策です。この辺りの詳細がまだ見えてこないので今後に期待したいところです。
動画では、後編にゼミ生からのご質問「リボ払いで買い物をした息子(利息が膨らんで払えなくなり、結局親が立て替えたとのこと)に何と言ってあげたらいいでしょうか?」に回答しています。ファイナンシャル・プランナーの皆様の方が効果的な言い回しができると思うのですが、私なりに回答させていただきました。
動画↓
上地明徳
---------------------------------------------------------------
=============================
上地ゼミ
〒231-0005
神奈川県横浜市中区本町3-24-1
本町中央ビル
=============================