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シンクロニシティ(米国債の格付引下げ問題と石破の「ギリシャよりよろしくない」発言)

おはようございます。

米国の株式市場は、トランプ劇場第一幕「関税編」が閉じようとしています。年初来で株式市場がほぼ回復(ドルベース)し、第二幕「大型減税編」に移りました。ところがその矢先、この財政状況で大型減税は難しいと市場から懐疑の念がもたれ、格付会社ムーディーズから米国債の格下げを言い渡され、実際の債券市場でも米国債は利回りベースで見るとBBB格のレベルにまら売られている状況です。


ちょうどそんなタイミングのなかで、日本の石破首相は消費税減税要求を抑える意図から、「(日本の財政状況は)間違いなく極めてよろしくない。ギリシャよりもよろしくない状況だ」と国会で答弁いたしました。まさにシンクロニシティ、意味のある偶然の一致、米国債の格下げ報道の直後に日本の財政状態に関する首相答弁でした。


石破さんは、私の推測では「政府債務の対GDP比」を念頭に置いての発言だったのではないかと思うのですが、当時のギリシャとの違い、債務だけで語る(片側にある資産を無視)ことの問題点、そして、参加者が洗練された投資家(ほとんどが機関投資家)からなるCDS市場から見る限り、日本の国債は決してリスクが高いとはみられていないことを解説させていただきました。


ご参考までCDSスプレッドはG7国で高い順(上位ほどリスクが高い)に並べると、

①イタリア(54.36)、②米国(47.69)、③カナダ(39.60)、④フランス(36.93)、⑤英国(20.27)、⑥日本(20.13)、⑦ドイツ(12.52)とG7のなかで2番目に信頼されていることがわかります。ちなみに話題のギリシャですが、今では国家財政も黒字化されて「55.35」とかなり改善されています。動画ではCDSについてもわかりやすく解説しています。


動画↓


上地明徳


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