おはようございます。
9月18日、米国FRBは利下げを決定した直後、市場は今後の流れを見極めるためなのか、暫く様子見の状況が続きましたが、結局のところM7を中心とするテクノロジー株が買われることになりました。そろそろ相場タイル(流行)が変わる、つまり、大型グロース相場から、小型株、バリュー株に物色対象が広がるのではないかという向きは裏切られてしまいました。
特定少数銘柄が市場全体を牽引する現象を「ナロウ・マーケット(Narrow Market)」と呼んでいますが、このような時にはアクティブ・ファンドがインデックスに対して劣後しやすくなります。なぜなら、それらの特定銘柄を組入れないと市場平均に負けてしまうからです。実際、この10年くらいは、GAFAMなどビッグテック系が市場を牽引してきたために、この10年来の成果で見る限り、アクティブ運用はインデックスに対して苦戦しています。
歴史的に見ると相場スタイルを時系列でみるとローテーションを繰り返してきました。この10年来の大型グロース一辺倒は極めて尋常ではない長期に及んでいます。本日のテーマは、インデックス、アクティブの運用成果に大きな影響を与える、相場スタイルの変化の可能性について語らせていただきました。皆様の顧客アドバイスの一助になれば幸いです。
その他、「8月暴落の教訓に学ぶこと」もお客様と共有しておいてください。次に大きな下落が起きたときのために耐性を作っておくといいでしょう。
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上地明徳
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上地ゼミ
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