おはようございます。
先週のウォール・ストリート・ジャーナル紙の記事からの紹介です。
記者自らが、市場の概況や見通しなどの投資関連記事の多くは、記者による根拠のない「でっちあげ」だと論じていました。市場が大きく動くと、記者はそれらしい理由(仮説)でもっともらしく解説し、自分の仮説を支持する専門家の意見を添えて記事の信頼度を高めていく。。。
『批判的思考のスキルを磨く時が来ている。現在の短期的な相場乱高下の中で長期投資家としてやり抜くには、そうしたスキルが必要になる(本紙抜粋)』 新聞記者自らが「記事を疑え」とは、大したもんだなと感じた次第です。日本人は、新聞に書かれたことを世界で最も信じやすい国民だと言われています。昨今の投資系Youtuberや金融ブロガーに染まる一般大衆に読んでもらいたい内容でした。
皆さんもお客様と共有していただきたいと思います。『仮説は実証されて初めて真実になる』(ガリレオ湯川准教授(福山雅治)の名セリフ)はずですが、メディアの世界は、記者の仮説とその仮説を支持する専門家の意見が採用されて添えられているだけ。つまり、我々は記者の主観的な仮説を読まされているわけです。WSJ紙記者ではありませんが、今こそ批判的思考を持つべきだと感じます。
動画↓
上地明徳
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