おはようございます。
今週は、先週に続いてフランスの闇、セーファー(CFA)フランによるアフリカ諸国からの経済搾取について触れたいと思います。第2次大戦後のナショナリズムの台頭で多くのアフリカ諸国が次々に独立を果たしますが、アフリカの3分の1相当の地域を植民地支配していた旧宗主国のフランスは、彼らの独立は認めても既得権益を保持する手段としてセーファー・フランというアフリカ諸国共通通貨の仕組みを築きました。
詳細は動画をご覧いただきたいと思いますが、その仕組みはフランスに有利なように取り決められ、アフリカ諸国の経済的自立を妨げる(アフリカの富を吸いあげる)ものとして作用してきました。実際、独立してもなお植民地支配が続いている状況をなんとか打破しようとするアフリカ諸国の大統領もいましたが、志半ばで暗殺されてしまうケースも少なくありませんでした。考えてみれば占領支配を終えた我が国でさえも、「日米合同委員会」に代表されるように米国による支配から完全に独立したとは言えない状態が続いていますよね・・・
フランス支配に辟易していた彼らに、上手く入り込んだのが中国の一帯一路です。その結果どうなったかは皆さんのご存知の通りですが、本当にお気の毒なことでして、アフリカの方々に深く同情せざるを得ません。
動画↓
上地明徳
---------------------------------------------------------------
=============================
上地ゼミ
〒104-0061 東京都中央区銀座7-15-8 タウンハイツ銀座406
=============================